
光脱毛、医療レーザー脱毛、家庭用脱毛器、ブラジリアンワックスなど、「試してみたいけど痛かったらどうしよう」と考えて、なかなか踏み切れない脱毛方法はありませんか?
当記事では、代表的な脱毛方法の痛みをランキング形式でまとめてみました。
これから本格的に脱毛を始めようと思っている人や、できるだけ痛くない脱毛方法を探している人は、ぜひ参考にしてみてください。
痛みの強い脱毛方法ランキングまとめ
ムダ毛処理方法を痛みの強い順にランキングすると、以下のようになりました。痛みの理由はそれぞれの脱毛方法をご覧ください。
針を挿入する痛み/電気が流れる痛み/毛根周辺に炎症が起こる痛み/長時間の施術で蓄積する痛み
VIOとヒゲに刺さるような痛み/他の部位の痛みはそれほど強くない
皮膚がひっぱられる痛み/毛穴に炎症が起こる痛み
薬品によるかぶれやヒリつき感
毛を無理やり引き抜く際の痛み/毛根周辺や毛穴の炎症による痛み
カミソリ負けによるヒリつき感/切り傷/肌の炎症
VIOとヒゲはゴムでパチッとはじかれるような痛み
出力を上げすぎるとゴムではじかれるような痛み
痛みはほとんどなし/敏感肌でも安心な脱毛方法
脱毛方法ごとの痛みの強い理由
それでは、各脱毛方法について、なぜ痛いのか詳しく解説していきます。
【第1位】ニードル脱毛(美容電気脱毛)
ニードル脱毛(美容電気脱毛)は、あらゆる脱毛方法のなかで痛みが最も強い脱毛方法と言えます。
ニードル脱毛とは、毛穴にニードルと呼ばれる針を挿入し、そこに電気を流して毛根細胞を破壊する方法です。
また、ニードル脱毛の痛みは、施術時間にも関係しています。
光脱毛や医療レーザー脱毛の場合、光やレーザーを連続して照射するため、例えばワキ脱毛なら2~5分ほどで終わり、痛みがあったとしてもほんの一瞬です。
一方、ニードル脱毛は、毛穴1つ1つに施術を行うことからも分かるとおり、施術には非常に時間がかかります。
長時間痛みが続き、さらに、たくさんの毛穴に施術するほど炎症部分が増えるため、痛みが蓄積されていくのです。
ただ、一つひとつの毛根にピンポイントでダメージを与えられることから、どんな毛質でもどんな狭い部分でも確実な脱毛効果が得られるメリットはあります。
全身脱毛や広い範囲の脱毛には向きませんが、以下のような部分脱毛にはおすすめです。
- 医療レーザー脱毛や光脱毛では脱毛効果が得られない白髪
- 脱毛完了後に数本生えてきたムダ毛
- 一本単位で形を整えたい眉毛
- 医療レーザー脱毛や光脱毛では照射できないIラインのキワ
大手脱毛サロンで美容電気脱毛を行っているのは、エステティックTBCのみです。
「痛くても平気!」「どのくらい痛いか試してみたい」という方は体験コースを受けてみてください。
【第2位】医療レーザー脱毛
医療レーザー脱毛は、家庭用脱毛器やエステの光脱毛に比べて高出力の脱毛器を使用しているため、1度の照射で毛乳頭や毛母細胞に強いダメージを与えられます。
毛周期に合わせて施術を受ければ、5~6回で自己処理が楽になり、8回も受ければほぼ毛は生えなくなるほど、脱毛効果はバツグンです。
一方で、脱毛器は出力が高いほど痛みが大きいので、脱毛サロンの光脱毛に比べて痛みは強めです。
ただ、痛みが強いのはこの2ヶ所ぐらいで、ほかの部位は「思ったほど痛くない」また、部位によっては「全く痛くない」という感想を持つ方も多いです。
医療レーザ脱毛には、冷却装置や吸引システムなど痛みを緩和する装置が搭載されているからです。
また、近年注目されている「SHR脱毛(蓄熱式脱毛)」は高温が発生しないため、VIOでも強い痛みはありません。
さらに、医療レーザー脱毛は、美容クリニックや美容皮膚科など医療機関で行う脱毛なので、痛みに弱い人は笑気麻酔やクリーム麻酔の使用もできます。
全体としては、それほど痛みに関して心配することはないけれども、VIOとヒゲ脱毛だけは覚悟が必要ということで、2位としました。
医療レーザーのなかでもより痛みが少ない脱毛器を使用している脱毛クリニックを紹介します。
【第3位】ブラジリアンワックス
ブラジリアンワックスは、ネバネバした粘着力で抜くソフトタイプと、毛を絡めて固まったワックスごと剥がすハードタイプがあります。
ブラジリアンワックスは毛の流れに逆らって剥がさなければうまく抜けないため、毛穴に負担がかかり、脱毛後は肌や毛穴が赤くなります。
質の良い商品であれば、毛にはしっかり密着して皮膚にはあまりくっつかないため、ガムテープ脱毛のように肌の表面も剥がれるような痛みはありませんが、うまく抜くには以下のような準備やコツが必要で、これらを守らないと痛みが強くなります。
- 毛の根元部分にワックスを塗る
- 他の毛にワックスが付着しないようにする
- 毛を適切な長さ(1~2㎝)にする
- ワックスシートを皮膚と平行方向にして一気に剥がす
また、例え上手に使ってもVIOだけは痛いという声が多いです。
【第4位】除毛クリーム
「肌を傷つけるわけじゃないのに、なぜ?」と思うかもしれませんが、除毛クリームも痛みが出やすい脱毛方法の代表格です。
除毛クリームは、「チオグリコール酸カルシウム」というアルカリ性の成分で、毛のタンパク質を分解して除毛を行います。
除毛クリームを塗ると、毛が縮れたようになってポロッと取れますが、これは毛が溶ける(分解される)ためです。
しかし、毛だけでなく私たちの皮膚もタンパク質でできています。毛を溶かすほどの成分ですから、決して肌にやさしいとは言えません。
そのため、薬品が原因で肌が赤くなったり、かぶれたり、痛みが出たりすることがあるのです。
肌へのやさしさをうたった「敏感肌用」もありますが、除毛クリームを日常的なムダ毛処理方法として頻繁に使用することはおすすめできません。
合わせて読みたいレディース用の除毛クリームによる女性のムダ毛処理方法
合わせて読みたい除毛クリームで肌荒れした場合の対処方法について
【第5位】毛抜き
毛抜きも痛みが強く、トラブルの多い自己処理法です。
毛根細胞にガッチリとくっついている毛を無理やり引き剥がすこと、毛を引き抜く際に毛穴や皮膚に無理な力がかかることが原因です。
細い毛よりも太い毛の方が、毛根細胞にも毛穴にも負担が大きいことから痛みは強くなります。
また、皮膚がやわらかい部分は、毛を引っぱる際に皮膚も一緒にひっぱられることで、より痛みを感じます。
毛抜きは、傷ついた毛穴を修復するために角質層が厚くなって毛が皮膚の外に出られなくなる「埋没毛」になるリスクもあります。
【第6位】カミソリ
手軽に使えて深剃りできるカミソリはとても便利ですし、使用中の痛みもありません。
ただ、「ヒリヒリする」「赤くなる」「炎症が起こる」といった使用後に痛みや肌トラブルが起こるケースがとても多いです。
カミソリは毛を剃る際に皮膚の表面を一緒に削ったり、傷つけたりしてしまうからです。
合わせて読みたいカミソリ負けの原因と治し方について
特に、以下のような使い方は肌の負担が大きいので避けて下さい。
- 古くて剃り味の悪いカミソリを使う
- 頻繁に処理する
- 逆剃りをする
- 同じ場所を何度も剃る
処理頻度の高い腕や脚、毛が濃く肌が薄いワキやVIOは、処理後の痛みが出やすい部分なので注意が必要です。
【第7位】光脱毛(エステ脱毛)
脱毛サロンで受けられる光脱毛には、IPL脱毛、S.S.C脱毛、SHR脱毛の3種類がありますが、いずれも医療レーザー脱毛に比べて出力が低く、痛みは強くありません。
特に、弱い光を連続して照射し、熱を溜めることで毛根細胞を弱める「蓄熱式」のSHR脱毛においては、デリケートゾーン以外ほぼ無痛です。
IPL脱毛やS.S.C脱毛に関しても、ひざ下やワキなどの毛が濃い部分が多少チクっと感じる程度です。ただし、デリケートゾーン(VIO)は皮膚が薄く毛が濃く太いため、熱が伝わりやすく、他の部位よりは痛みは強めです。
それでも、10数年前の光脱毛器とは違い、痛みに関しては改良されているため、痛すぎて施術が継続できないという話は聞きません。
長期的な効果のある脱毛方法で痛くない脱毛をしたい方には、光脱毛がおすすめです。
- デリケートゾーン(VIO)はどの脱毛器でも多少は痛い
- ひざ下・ワキは人によってはチクっとした痛みを感じることもある
- その他の部位はどの脱毛器でもほぼ無痛
「人よりも痛みに弱い」「VIO脱毛をしたい」という方は、光脱毛のなかでもより痛みを感じにくいSHR脱毛を行っているサロンがおすすめです。
【第8位】家庭用脱毛器
自宅で、エステサロンのようなムダ毛処理ができると人気の「家庭用脱毛器」。
今生えている毛を取り除くのではなく、使い続けることで毛を生えにくくするムダ毛処理アイテムです。
家庭用脱毛器の仕組みは、基本的にエステの光脱毛と同じ。
毛を作るもとである「毛乳頭」や「毛母細胞」に熱エネルギーでダメージを与えて、毛根の再生機能を弱めます。
誰でも自宅で安全に使えるよう、脱毛サロンのマシンよりも出力が低くなっており、痛みはほとんどありません。
また、家庭用脱毛器は出力調整ができるため、痛みを感じやすいデリケートゾーンも、出力を下げれば快適に使えます。
【第9位】電気シェーバー
数ある脱毛方法のなかで、最も痛みが少ないのが電気シェーバーです。
電気シェーバーは、外刃(網刃)で毛を引き込み、内部にある内刃でカットする仕組みです。
カミソリのように鋭利な刃がむき出しになっていないため、うっかり肌を切る心配がありません。
また、カミソリ負けでヒリつきや赤みが出たり、角質層が削られて肌が乾燥したりするリスクもほとんどありません。
電気シェーバーは、脱毛サロンやクリニックで剃り残し処理の際にも使われるほど、肌へのやさしさには定評があります。
男性のヒゲ剃りのような形状のほかにスティックタイプもあります。
スティックタイプには網刃はないですが、やはり鋭利な刃が肌に当たらないよう、毛を挟みこんでカットする仕組みになっているので安全に使えます。
カミソリと同じように小回りが利くため、顔やデリケートゾーンなどの細かい部位の処理をするときにおすすめです。
合わせて読みたいレディース用の電気シェーバーによる女性のムダ毛処理方法について
痛みを避けたいなら、終わりのある脱毛方法がおすすめ!
カミソリや毛抜き、除毛クリーム、ブラジリアンワックスなどは永久脱毛ではないため、自己処理に終わりがありません。
そのため、痛みや肌トラブルとずっと向き合っていかなければなりません。
長い目で見て、脱毛時の痛みを避けたいのであれば、「医療レーザー脱毛」や「光脱毛」がおすすめです。
一定期間通えば、その後は、痛みの原因となる自己処理自体が必要なくなるからです。
医療レーザー脱毛は痛みランキングでは2位ですが、それはあくまでもVIOとヒゲです。
最新のレーザー機器には冷却機能や吸引機能が搭載されているため、他の部位に関しては心配するような痛みはありません。
ムダ毛処理方法を模索している方、できるだけ痛くない方法で脱毛したい方は、ぜひ参考にしてみてください。